back1on2offnext

デザートワインの4つのタイプ

デザートワインは大きく分けると造り方で、4つに分かれます。

貴腐タイプ

栽培中、一定の環境条件下でぶどうの果皮に貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)がつき、
開いた穴から水分が蒸発して糖度が高まった葡萄から醸造されるもの。
デザートワインの中では高級なものの一つ。
フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレ-ゼ、ハンガリーのトカイが有名。
自分が始めて飲んだときは、ホッペがポロンと落ち、余韻が脳まで来て、体が浮くくらいでした!

陰干しタイプ

イタリアに多いのですが、収穫後ぶどうを陰干しして乾燥させることで水分を蒸発させ、
糖度を高めてつくるタイプ。
ドライフルーツのような香りとウ゛ェルウ゛ェットのようななめらかな舌ざわり、
何種類にも感じるフルーツの味わいが特徴。
イタリアンレストランに行かれたら、ぜひレチョートやパッシートと呼ばれるデザートワインを飲んでください。
最高の思い出の日になってしまいます!

遅摘みタイプ

世界中で造られており、ヨーロッパ以外ですと LATE HARVEST とラベルに書かれています。
収穫をわざと遅らせて過熟させることで、糖度を高めてつくるタイプ。
これのスペシャル版が、熱狂的なファンも多い、 寒い地方で収穫前にぶどうが凍って水分が凍結し、
糖分が増したものから造られる「アイスワイン」です。
アイスワインはそれなりの金額はしますが、 この遅摘みタイプは比較的リーズナブルなものが多いので、
ぜひここからお試しください!

酒精強化タイプ

もともと航海の保存用として生まれたものですが、代表的なのがポルトガルのポートワイン。
発酵途中にアルコールを加えて酒精を強化したものです。
開けて数ヶ月以上も日持ちしますので、保管も便利です。
すごいものは200年以上も前の熟成したものが存在します。
甘いお菓子にはほとんど合わせることができ、また飲み口はアルコールをそんなに感じさせないので
ハマると病みつきになります。

また、実はシャンパンにもデザートワインといえるものが存在します!
「ネクター」といわれる甘口シャンパンです。
3種の葡萄と熟成したワインをブレンドした、これまた官能的なシャンパンで、
芳醇な甘味がデザートはもちろん、コクのある料理との相性が抜群です。

デザートワインは、
開けても1ヶ月近くは冷蔵庫で管理していただければ
美味しく飲めますので、
一辺に飲まなくても大丈夫なところも魅力の一つですね!

安いものは、ハーフで1000円代で買うことが出来ますので、
人生を豊かにするデザートワインをぜひお試しください!
そして、デザートワインがあるレストランでは
必ず注文してみてください。
ドラマチックなお食事になると思います。

デザートワイン

あ、あと、スイーツ全てに合うワインとしては、やはりシャンパンも忘れずに!
数年前、某有名ファッション評論家の方と食事させていただいた時に、
「女の子をエスコートするときには最低限知っておかなければならないエスコートよ!」
と教えていただきました! 男性の方、ご参考までに。

テーブルで笑顔がたくさん咲く「ワイン」をこれからもたくさんご紹介させていただきます!

back1on2offnext

コラム著書:石渡武志(いしわたたけし)1970年生まれ。大学卒業後、大手外食産業を経て、伝説の小売店舗「ティータイムとお酒の専門店 ホームカフェバー」を創業、 お家でのカフェやお酒のひとときのスタイル提案・啓蒙に努め業界で活躍。 その後、ワイン業界活性のためレストランワインセールスの コンサル及び卸売業として「CELLARDOOR」を 設立。都内を中心に300店舗以上のワインセールスコンサルタントの実績を持つ。
個人ソムリエ事業も行う。

石渡武志