ビジネス文書の作り方 第6回
社内文書の鉄則
今年から社会人になられたあなたのために、
そろそろ自己流が出てきた先輩社員のあなたが基本を守るために、
このシリーズをお送りしたい。

今週は、「催促の手紙」と「催促へのお詫び状」です。

■催促の手紙

拝啓、貴社におかれましては、ますますご隆盛お喜び申し上げます。
さて、四月十日付で納品、四月二十日付でご請求いたしました当社製品の代金百二十万円が、六月一日現在、いまだお支払いなされておりません。
諸々のご事情がおありかとも思いますが、これ以上お支払いが遅延しますと、お取り引きができかねる事態が発生します。どうぞお調べの上、至急ご決済いただくようお願い申し上げます。                                         敬具
平成十二年六月
梶「△工業代表取締役 ○○○○

  ――催促の手紙は、事実関係を正確に記入し、誤解が生じないようにしましょう。
    言葉は柔らかくても、毅然としたところを示す必要があります。


■催促へのお詫び状

拝復 このたびはご迷惑をおかけし誠に申し訳なく思っております。
ご融資いただきました百万円の返済について、お約束の期日までに支払うべく尽力してまいりましたが、弊社の資金繰りが好転せず、ご迷惑をおかけしております。
ただ、今年度に始まりました新規事業が軌道に乗りつつあり、今期後半には返済できる見通しがつきました。今しばらくは利子のみのお支払いということでご容赦願えないでしょうか。
誠に勝手なお願いではございますが、よろしくご検討お願いします。
取り急ぎ、お詫びとお願いを申し上げます。                    敬具
平成十二年五月十日
梶「△産業 ○○○○

  ――資金繰りがつかなくての詫び状は嫌なものですが十分礼を尽くして詫びましょう。
    事実関係についての確認は、正確に行いましょう。

■バックナンバー
・第1回(10の鉄則)
・第2回(あなたに逢いたい「アポレター」)
・第3回(手紙を書くときの慣用句)
・第4回(「独立開業の案内文」と「転職の挨拶文」)
・第5回(「販売協力への礼状」と「商品受注への礼状」)
・第6回
(「催促の手紙」と「催促へのお詫び状」)
・第7回(「お歳暮の送り状」と「ゴルフコンペへの招待」)