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特集-伝説の営業マン

トップセールスマインド

Vol.125 照明デザイナーの《戸恒浩人さん》

東京の新名所・スカイツリー。
日が暮れると美しくライトアップされ、
人々の目を楽しませてくれます。

高さ634メートルという巨大な建造物ですが、
不思議なほどに違和感なく、
東京の夜の景色に溶け込んでいます。

その秘密は、
月が昇るように優しく浮かび上がる、
主張しすぎない照明にあります。

その照明をデザインしたのが
戸恒浩人さんです。

今回はスカイツリーの照明デザイナー・戸恒浩人さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。

「江戸の情緒」と「近代建築の機能美」

戸恒さんがスカイツリーの照明制作に費やした期間は、
実に、5年。

当時32歳だった戸恒さんは
東京スカイツリーの照明デザインコンペに参加し、
従来の照明デザインのイメージを覆す、
照らしすぎないライトアップを提案します。

それは下町の情緒を損なわない、
和服の色のような繊細なニュアンスの彩り。
それでいて、
近代的なスカイツリーの機能美を際立たせる照明でした。

江戸の心意気を隅田川の色に託した爽やかなブルーで、
芯の部分を真っ直ぐに透かし見せる「粋」。

江戸の美意識を表現した紫で、
複雑に組まれた鉄骨を織物のように際立たせ、
金の光を散りばめる「雅」。

どちらのライトアップも
まるで晴れた日に遠くに現れる富士山のようにさりげなく、
東京のビルの谷間のあちこちから姿をのぞかせ、
従来のライトアップとは異なる、
安らぎの光を届けています。

明確なイメージを持ち続けて

約2000個のLED照明が取り付けられたスカイツリー。
その照明デザインは
すべてCGで製作されています。

巨大な建造物に
完成してから照明を取り付けてテストを行うことは不可能なため、
施工前のCGの段階で、2000個の照明を、
どこにどの角度で取り付けるかを
正確に決定しなければならなかったのです。

そんな精密で困難な作業の間にも
戸恒さんのイメージがぶれることはありませんでした。

それは当初から
江戸という土地についてあらゆる文献を読んで構築した、
【明確なイメージ】があったから。

日頃から多趣味で、何かを発見したり吸収したりするたびに、
「これを光で表現したらどうだろう?」と考えているという戸恒さん。

スカイツリーの照明製作についても、
江戸の文化を吸収した上で生み出された
【明確なイメージ】があったからこそ、
一大プロジェクトを成功させることができたのです。

戸恒浩人さんに学ぶ

今週のトップセールスマインド

成功と失敗は
最初に【明確なイメージ】を持てているかどうかで
決まってしまうのかもしれません。

イメージを明確に描くためには、
あらゆる情報を吸収し、
その上で考察することが求められます。

お客様への商談へと向かう時、
自信をもってお客様にプレゼンテーションできるようになるためにも、

これまでの経験を含めた情報をもとにして
商談の【明確なイメージ】を確立すること
意識されてみてはいかがでしょうか?

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