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特集-伝説の営業マン

トップセールスマインド

Vol.127 狂言師の《野村萬斎さん》

歴史ある狂言師の家に生まれ、
伝統の継承に努めるとともに、
現代劇への出演や舞台演出など、
幅広い活躍で知られる野村萬斎さん。

大河ドラマや朝の連続テレビ小説『あぐり』への出演で知名度を高め、
昨年公開された映画『のぼうの城』では
萬斎さんでなければ演じられない
見事な踊りを披露して話題を呼びました。

今回は、そんな狂言師・野村萬斎さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。

迷いを克服した“狂言サイボーグ”

物心つく前から、
祖父と父から
狂言師としての英才教育を施された萬斎さん。

一時は、狂言の道で生きることに迷いもありましたが、
17歳の時に経験した2つの出来事によって
狂言師として生き抜く意志が固まったそうです。

一つ目の出来事は、
狂言師として憧れていた『三番叟(さんばそう)』という舞を
初めて舞台で演じたことでした。

『三番叟(さんばそう)』は、
激しく軽やかな足さばきが見どころとなる、
高い身体能力が要求される難しい舞です。

その舞を舞台でやり遂げた時、
萬斎さんは、
「マイケル・ジャクソンにも負けない舞踊が狂言にはあるのだ」と、
狂言師としての誇りを改めて実感したのです。

さらにその後間もなく、
『三番叟』の写真を見た黒澤明監督から
映画『乱』の少年役に抜擢され、

狂言で身につけたものが狂言以外の場での
自由な表現に繋がることに感動を覚え、
迷いを吹っ切ることができたのです。

25歳半ばで出版された自著の中では、
自身を、祖父と父に狂言の“型”をプログラミングされた、
“狂言サイボーグ”と称していますが、
その語り口は誇りに満ちたものになっています。

“型”があるからこそ

常日頃、「職業は?」と問われたら
「野村萬斎と答えたい」と語る萬斎さんは、
狂言師として身につけた“型”を軸として、
CGを使った狂言や、
狂言の発想を活かしたシェイクスピア劇など、
様々な挑戦を行っています。

その、自由自在とも言える挑戦を可能にしているのは、
“狂言サイボーグ”として
徹底した反復のもとに身につけた“型”だと言います。

萬斎さんいわく、
「基礎がないと、表現しようと思うことも出来ない」。

“型”という基礎が身についていなければ、
思うような表現はできないと言うのです。

それは言い換えれば、
“型”という基礎があれば、
人はその人次第で、
無限の表現を生み出すことができるということ。

萬斎さんの幅広い挑戦は、
“型”という基礎があるからこそ実現しているのです。

野村萬斎さんに学ぶ

今週のトップセールスマインド

営業という仕事には、
一日として同じ日はありません。
一人として同じお客様はいません

毎日様々なシチュエーションの中で、
臨機応変に行動することが求められます。

だからこそ、
“型”を身につけることが
営業の現場では求められるのではないでしょうか。

お辞儀の動作、
話す時の姿勢や身ぶり、
プレゼンテーションの枠組み…。

一つひとつの“型”を改めて見直すことが、
さらに高く飛躍する
足がかりになるのかもしれません。


ぶれない“型”を身につけた人にこそ、
ぶれない結果がついてくるのです。

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