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特集-伝説の営業マン

トップセールスマインド

Vol.129 ミニット・アジア・パシフィック社長の《中西勉さん》

駅や街角の青い看板でおなじみの「ミスターミニット」。
靴修理の駆け込み寺として皆さんもご存知なのではないでしょうか。

ミニット・アジア・パシフィックは、
ベルギーで生まれたこのブランドを
日本をはじめとするアジア・オセアニア各国に展開している企業です。

中西勉さんは3年前に社長に就任、
小売業で経営に携わった経験を活かして
売上アップのためのさまざまな戦略に挑戦しています。

今回はそんな中西勉さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。

顧客の靴箱にまで手を伸ばすサービスで、需要を拡大

社長就任以来、
各店舗を回って従業員との対話を重視し、
売上アップを図ってきた中西さん。

従来の靴修理に加えて、
靴を新品のように甦らせるサービスや
ユーズド加工、ブーツを短くする加工など、
従来の靴修理のイメージを打ち破る新たなサービスの導入によって
売上アップに成功しています。

特に佐川急便と提携した、業界初の靴の宅配修理サービスは
「顧客の靴箱にまで手を伸ばす」サービスとして
大きな注目を浴びました。

従来の「ミスターミニット」の顧客はほとんどが女性。
しかし、この宅配修理サービスによって
店舗に立ち寄るのを億劫に感じていた男性を
顧客として新たに獲得することができたのです。

技術者として“尊重”する

中西さんは就任当初、従業員のモチベーションをあげることが
最重要課題だと捉えていました。

小さな店舗に1~2名の従業員で
次々に修理をこなしていく「ミスターミニット」では
従業員一人ひとりのやる気次第で
売上が良くも悪くもなると判断したからです。

その舵取りが成功した裏側には、
中西さんが、“技術者”として
従業員を“尊重”する想いがありました。

テレビ番組「カンブリア宮殿」でも光をあてられていた、
ミニット社の技術の最高峰「セントラル・リペア・ショップ浅草」。

この浅草の工房では
キャリア50年と言われる「靴修理の生き字引」や
社内コンテストで優勝した凄腕の職人が
各店舗で修理しきれなかった靴を次々に甦らせています。

実はこの工房は、
業績悪化により閉鎖が検討されたこともあったのですが、
中西さんはコストカットより技術を“尊重”することを優先したのです。

そして優秀な技術者には透明化された評価制度によって
高い報酬を与えました。

今、「セントラル・リペア・ショップ浅草」は、
教育施設で腕を磨き、コンテストで技を競い合う
若い技術者たちにとって憧れの場所となり、
組織全体に良い循環をもたらしています。

一人ひとりの技術者を“尊重”する中西さんの想いが
一人ひとりのモチベーションを高め、
組織全体のパフォーマンスの向上に繋がったといえるのではないでしょうか。

中西勉さんに学ぶ

今週のトップセールスマインド

どんなに素晴らしい提案をしても
相手を“尊重”しない提案は
なぜか相手の心に響かないものです。

私たちセールスマンにとって
提案や交渉の前に
決して忘れてはならないのは
お客様を“尊重”する想いなのではないでしょうか。

キャリアを積んでも
“尊重”を忘れず、
お客様に貢献し続けること。


それが、
トップセールスマンの必須条件なのかもしれません。

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