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特集-伝説の営業マン

トップセールスマインド

Vol.140 中央タクシー会長の《宇都宮恒久さん》

最近、様々なメディアで取り上げられている、
長野県長野市のタクシー会社・「中央タクシー」をご存知でしょうか?

地方で経営するタクシー会社の9割が赤字といわれる中、
“親切なタクシー”と評判になり、
車両数100台余りで
大手タクシー会社並みの売り上げを達成しているタクシー会社です。

宇都宮恒久さんは、28歳で中央タクシーを創業。
長野市では最後発のタクシー会社でありながら、
県下トップのタクシー会社に成長させました。

会長職に退いてからも
経営破綻寸前だった長野第一ホテルの
建て直しに成功するなど、
その手腕を発揮している宇都宮さん。

今回は中央タクシー会長の宇都宮恒久さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。

徹底した「お客様第一主義」

中央タクシーの人気の秘密は
「お客様が先、利益は後」という徹底した「お客様第一主義」。

300メートルの至近距離でも決して嫌な顔をせず、
お客様の買い物袋を運ぶのは当たり前。

時にはケガで動けない高齢の方をおんぶしてお乗せしたり、
財布をなくした女性の財布を探し出して届けたり……。

東日本大震災の際には、
こんなエピソードがあります。

ある高齢の女性が中央タクシーに
成田空港への迎車を依頼しました。

ところがその飛行機は
東日本大震災の影響で、12時間も遅れて到着。

疲れきった女性が到着ゲートをくぐると、
中央タクシーの乗務員が、
なんと12時間も待ち続けていたのです。

その女性は感激で思わず涙したそうです。

もちろん、料金は
正規の乗車料金のみ。

本当に「お客様が先、利益は後」を実践しているのです。

中央タクシーには、この他にも
感動的な秘話がたくさんあります。

『“強制”せず、“妥協”せず』

ところが驚くことに、
社として乗務員に義務づけているのは、
「自己紹介」「ドアサービス」「傘サービス」の3点だけ。

その他のサービスは
それぞれの乗務員が、
「お客様が先、利益は後」という社の理念に基づいて、
自主的に行っているのです。

しかし、38年前の創業当初から
こうだったわけではありません。

宇都宮さんが朝礼や会議を通じて、繰り返し繰り返し、
「お客様が先、利益は後」と語り続けてきたことが
乗務員たちに浸透した結果なのです。

宇都宮さんのすごいところは、
決して“強制”しないこと。
しかも、“妥協”もしないことです。

乗務員たちに理念が浸透するまで、
「1万回、品を変え、形を変え、繰り返す」。
それが宇都宮さんのやり方です。

“強制”も“妥協”もせず、
心から乗務員を尊重し、
「お客様第一主義」をじっくりと育んだ社長がいたからこそ、
小さな地方のタクシー会社は
予約でいっぱいのタクシー会社になることができたのです。

宇都宮恒久さんに学ぶ

今週のトップセールスマインド

マネジャーとしてメンバーの育成に携わっていると、
 「どうしてそんなことするんだ…」
 「なかなか思いが伝わらない…」

そんな風に感じてしまうことも
少なくないのではないでしょうか?

しかし、そんな時こそ、
宇都宮さんの『“強制”せず、“妥協”せず』、
その気持ちが大切なのかもしれません。

伝わらないのであれば、
伝わるまで、伝え続ける。


ただ、
それだけのことなのかもしれません。

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