東海大学工学部機械工学科《林正義教授》のトップセールスマインド

Vol.011 東海大学工学部機械工学科の《林正義教授》

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大学生を牽引し、世界最高峰の自動車レース《ル・マン》に挑戦した
東海大学工学部機械工学科、林義正教授。

日産のエンジニアから大学の教授に転身。

数々の世界的自動車レースで、彼の作ったエンジンが重宝されています。

いつも周りとは違う視点で物事を考えてきたという林教授。

今回は未来のエンジン開発のために学生教育に力を注ぐ《林正義》教授から
営業マンに通じる大切なセールスマインドを学びたいと思います。

勝つためには、人とは違う発想が大切

日本の名だたる自動車メーカーでさえ完走が難しいといわれる《ル・マン》。
300キロで24時間を走りぬく、世界で最も過酷なレースと言われています。

その歴史あるレースになぜ大学生チームを牽引し、
出場することが出来たのでしょうか。
それは、林教授のエンジン開発に対する【視点】が可能にさせたのです。

「勝つためには、人とは違う発想が大切で、
アイディアや研究がまったく新しいものを生み出すのです」
と林教授は言います。

【視点】に関する柔軟な姿勢が、オンリーワンを作る

1992年、まだ彼が日産のエンジニアだったころ、
米国デイトナ24時間耐久レースで5つの新記録を樹立し、優勝。
この車に搭載されていたレーシングエンジンは林教授が開発したものでした。

このエンジンは当時世界で主流であった高濃度混合気での燃焼タイプとは
正反対である低濃度混合気での燃焼エンジンを徹底的に開発したもの。
しかも低濃度混合気では困難とされていたターボ過給も実現したのです。

「課題を解決するためにさまざまな手段を試みる。
解決方法はひとつにとどまることはない。
だからタイヤが4つ付いたクルマだっていろいろな形があるんです」

この【視点】に関する柔軟な姿勢が、オンリーワンを作り上げるのです。

エンジン開発に対しあらゆる【視点】から未来を切り拓いてきた林教授。
その【視点】は自動車業界に新しい常識を創り出して来ました。

「3年後にはトップに立ちたい」と言う林教授。
《ル・マン》への挑戦はまだまだ続いていきます。

商談の中でお客様は色々な不安や疑問を感じるものです。
私たちはそれに対して《提案》をしていかなければなりません。

そのときに最も必要になるのが、
あらゆる方向から物事を解決できる【視点の数】です。

「この反論にはこのトーク」というように、
１つの事象に対し1つの視点でしか解決方法を見出すことができなければ、
お客様を成功に導くことはできません。

しかし、多くの【視点】で解決方法を見出せれば、
お客様のニーズに合わせた提案が可能になります。

『勝つためには、人とは違った発想が大切』

あなたにしかできない提案にこそ、お客様は魅力を感じてくれるのです。