株式会社マザーハウス代表《山口絵理子さん》のトップセールスマインド

Vol.013 株式会社マザーハウス代表の《山口絵理子さん》

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インターンで訪れた国際機関で、
国際援助の矛盾を感じ、自ら途上国の貧困を救おうと、
22歳の時に単身バングラデシュに渡り、24歳で起業。

数多くの挫折や失敗を味わいながらも、
「途上国発のブランドを創る」という夢に向かって、
困難を乗り越えてきました。

今回は、そんな山口絵理子さんから、
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきます。

アジア最貧国。24歳の女性が挑んだ新ビジネス

空港を出ると物乞いの群集。
交通は麻痺し、水道も電気もない。
さらには、爆破テロや洪水で多くの人が死んでいく…。

アジア最貧国のバングラデシュ。

わずか24歳の女性が、たった一人で、しかも異国で
起業するというのは決して簡単なことではありませんでした。

パスポートを盗まれる…。
信頼したパートナーに裏切られる…。

一時は途上国でビジネスを興すことの難しさから、
数日間部屋に閉じこもったこともあったといいます。

それでも、彼女は数々の逆境を乗り越え、
今ではバングラデシュで製造したバッグを、
日本の百貨店で販売できるまでになりました。

『どうしてやりたいことをやらないんだ』

どんな困難にぶつかったとしても、
頑張り続ける彼女。

その背景には、
バングラデシュの人たちの姿がありました。

日々を生きることだけで精一杯な彼らの姿が、
彼女にこう問いかけてきたような気がしたと言います。

「君はそんなに幸せな環境にいるのに、
どうしてやりたいことをやらないんだ」

だからこそ山口さんは、
自分が信じた道を行くのです。

たとえ、周りからどう言われ、評価されたとしても。
たとえそれが、どんなに困難な道であったとしても。

『裸でも生きる』

彼女が出版した著書のタイトルは、
彼女の生き方そのものを表現しているのです。

営業をしていると、数多くの「No」を受けます。

もしかすると、そのたびに、
自分自身の存在を否定されているかのような
強い苦痛を感じることがあるかもしれません。

しかし、『私は私』です。

あなたが信じる道だとしたら、
たとえ周囲からどう言われたとしても関係ありません。

山口さんのように、
自分の信じた道を歩み続けていく覚悟さえあれば、
裸でも生きていくことができるのです。