花巻東高校野球部《佐々木洋監督》のトップセールスマインド

Vol.021 花巻東高校野球部の《佐々木洋監督》

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佐々木監督が監督に就任した2002年、
部員わずか11人からのスタートでした。

しかし、県予選も突破できない無名の野球部ながら、
「東北初の甲子園優勝」を夢見て練習に励んだ結果、
2009年の夏の甲子園では、
岩手県代表として90年ぶりのベスト4進出を果たすまでになりました。

今年は一回戦で、
春夏３度の甲子園優勝を誇る帝京高校に敗れるも、
取られては取り返す驚異的な粘り強さで、観客を沸かせました。

今回は、そんな花巻東を率いる若き名将・佐々木洋監督から、
営業マンにも通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。

花巻東は人を感動させる

花巻東の野球には、
人を感動させる「ある特徴」があると言われています。

一、常に全力疾走
たとえゴロでも全力で一塁を目指して走る。

一、徹底したカバー
誰かがミスをしたとき、必ず後ろにカバーに入る。

一、決して諦めない
最後の最後まで逆転を信じて諦めない。

被災地の代表として、
最後の最後まで全力プレーを見せた花巻東。
彼らのこの姿勢が、
見るものを感動させ、被災地に元気を与えたのです。

取り組み方も日本一を

周囲を感動させる彼らの野球。
その背後には、佐々木監督の"ある信念"がありました。

ある雑誌のインタビューで、
佐々木監督は次のように答えています。

「我々はもちろん日本一を目指していますが、
取り組み方も日本一を目指そうという目標を掲げています。
日本一を目指すなら、日本一の全力疾走をしよう、
日本一のカバーリングをしよう―」

佐々木監督は、
【結果だけではなく、取り組みを重視する】ことによって、
周囲を感動させる全力プレーを引き出し、結果を創り出しているのです。

セールスマンはいつも結果との戦いです。

しかし、結果ばかりを追い求めていても、
結果はついてきてくれません。

結果を生み出すだけの「取り組み」があってこそ、
はじめて結果は生み出されるものです。

「商談前の念入りな準備」
「徹底したトレーニング」
「気持ちのいい挨拶とマナー」

たとえすぐには結果へと結びつかなかったとしても、
このような取り組みを積み重ねていくことが、
お客様の心を動かし、結果を生み出していくことでしょう。

取り組みを重視することで、
【結果は後からついてくる】のです。