500万部という大ベストセラーとなった
『五体不満足』の出版から早14年。
現在は、スポーツライターとして活動されている乙武さん。
これまで、シドニー五輪やアテネ五輪、サッカーW杯などを
現地で取材し、数々の記事を書き上げてきました。
その記事には
スポーツ選手の「人物像」が見事に描き出されているとして
業界で高い評価を得ています。
今回は、そんな乙武さんから
営業マンにも通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
あるインタビューでの乙武さんの一言です。
「スポーツライターという仕事は、
足で稼ぐ仕事です。
でも僕には足がない(笑)」
両腕両脚がないという障害をもちながら、
スポーツライターとして働くことが困難なことは
私たちにも容易に想像がつきます。
それに加え、大学を卒業してすぐに
この業界に飛び込んだ乙武さんには、
プロスポーツ選手への取材経験もありませんでした。
そんな乙武さんが、
ライターとして武器にしたものとはなんだったのでしょうか。
それは、
【自らがこれまで多くの取材を受けてきたこと】でした。
『五体不満足』を出版した当時は
毎日のように各種メディアからの取材を受けていました。
「僕は、取材を受ける立場を経験した取材者です。
だから取材される人の気持ちが分かる。
どんな聞き方をすれば心を開いてくれるか。
どんな質問が失礼か。
僕もそうでしたが、
いつも同じ質問を受け続けるのは、苦痛なんです。
そこにちょっと違う角度からの質問されると
『おっ』と思う。
実際、過去の記事にはない質問をすると
選手もノッてきてくれることが多いんです。」
取材される人の気持ちを察し、
これまでになかった質問をすることで
新しいトークを展開していく。
それが、選手の人物像を見事に描く
乙武さんの【取材の技術】なのです。
一生懸命トークを展開しているのに
お客様の反応がいまいち良くない。
もしかしたらその原因は、
競合他社の営業マンも
同様の話をしているからなのかもしれません。
確かに、複数の営業マンから同じ話をされたら
積極的に相談をしてみようという気は起きないかもしれません。
乙武さんは 自身の経験を自らの取材に生かしましたが、
スポーツライターとしての成功できた理由は
多くの経験を持っていたからでしょうか?
確かに、それも他のライターとは
大きく異なる部分ではあります。
しかし、真の理由は
【自分の経験を、相手の気持ちを察することに生かしたから】。
これこそが、最大の理由であり
最も素晴らしい所なのではないでしょうか?
私たち営業マンも、
これまで、それぞれ異なった人生を歩みなかで
多くの経験を積んできていますが、
すべてはお客様の気持ちを察するために生かせるはずです。
経験を最大限生かせるか。
そこにこそ、営業マンとしての私たちの手腕がかかっています。
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