体重計や体温計・・・。
オムロンというと、
私たちの生活に身近なそんな製品が思い浮かびますが、
山田さんは、そんなオムロンにおいて、
『大国ロシアの血圧計の半分を
オムロン製にした男』
として知られているそうです。
今回は、そんな山田義仁さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
オムロンの主力は、
工場の自動化装置をはじめとした制御機器部門。
一方、山田さんは入社以来、血圧計などのヘルスケア部門一筋。
2003年に欧州の現地法人トップとなり、
ロシア市場の開拓に取り組んだ山田さん。
医師や薬剤師のネットワークを使って、
「正しい血圧管理」のキャンペーンを展開。
代理店のキーマンにも通い詰めて信頼を得て、
15%程度だった自社のシェアを一気に50%にまで育てました。
縮む国内市場に円高、電力不足……。
多くの企業が、売ることも、作ることも新興国に活路を求める中で、
オムロンの家庭用電子血圧計は着実に地盤を固めたのです。
山田さんは、その功績が認められ、
昨年の6月、異例とも言える人事で社長に就任されました。
そんな山田さんは、
幹部の会議では「議論がしたい」と呼びかけ、
現場でも、車座で社員らと意見を交わしたりするんだとか。
展示会に出向けば、説明にあたる社員らに、
「わかんないから教えて」と声をかけて話し込む。
工場に行けば現場のラインの人と話をする。
商品企画の社員とも話し、苦労した点や一押しの製品など、
いろんな質問をする。
では、なぜ山田さんは
トップダウンで自分から指示を与えるだけでなく、
議論、そして、現場の声を大切にするのでしょうか?
その答えを、
山田さんはあるインタビューでこんな風に語っています。
『イメージは、新幹線。
個々がつなぎ合って、目的地へ向かって超高速で走る。
大きく変化する市場に打って出る時には、
お互いをちょっと気にかけているぐらいでは隙間ができてうまくいかない。
葛藤や議論を恐れず、こすれあうぐらいつながってほしい。
そのために、徹底的に議論をするというのが私のスタイルなんです。』
マネジメントにおいて
常に課題になるのは、
『いかに、メンバーの主体性を引き出すか』
ということだと思います。
そのために欠かせないのは、
トップダウンで指示を与えるだけでなく、
葛藤や議論を恐れずに、意見を求めていくこと。
それが“伝説の営業組織”をつくるには
求められるのかもしれません。
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