谷繁さんといえば、
5度のセ・リーグ優勝、
2度の日本シリーズ優勝を経験している名キャッチャー。
現在41歳でありながら、
押しも押されぬ中日ドラゴンズの正捕手です。
先日行われたクライマックスシリーズでは
巨人打線を封じて3連勝、
中日を日本シリーズ出場まで
あと一歩というところまで牽引しました。
今回はそんな名捕手の谷繁さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
谷繁さんは、現在、プロ野球出場試合数2,770試合。
これは、野村克也さん、王貞治さんに続いて
歴代3位の記録です。
この出場試合数ベスト10に、
キャッチャーとしてランクインしているのは、
野村さんと谷繁さんの2人だけ。
心身ともに負担の大きい捕手が長年第一線で活躍するのは、
並大抵のことではないのです。
しかし長くやっていれば不名誉な記録も伸びるもので、
今月18日のクライマックスシリーズ・巨人戦で打った二塁打は、
ポストシーズン(ペナントシーズン後のクライマックスシリーズ、
日本シリーズのこと)に限れば
3年61打席ぶりという、久々のヒット。
試合後の谷繁さんは、
大勢のマスコミを前に苦笑いを浮かべていました。
しかし、落合前監督も高木監督も、
決して谷繁さんをレギュラーから外しませんでした。
その理由は、谷繁さんの「強気で負けないリード」にあります。
谷繁さんの負けず嫌いは、野球ファンの間では有名な話です。
ライバルである巨人軍に対しても、
「相手が強いと思ったらその時点で負け、強いと思いたくない」と語り、
負けず嫌いぶりを発揮しています。
しかし、谷繁さんは、
ただの負けず嫌いではありません。
谷繁さんの高校時代に、こんなエピソードがあります。
社会人野球のプリンスホテルと合同練習をした時のことです。
プリンスホテルの監督だった石山建一氏に
「声が低くて聞き取りにくい」という指摘を受けたそうです。
当時、谷繁さんは、すでに高校球界 屈指の捕手。
初対面の指導者に、今さら声を注意されて、
ふて腐れてもおかしくない場面です。
しかし、谷繁さんは、
言われたとおり、
何度も何度も大声で発声練習をしたそうです。
この姿勢は、プロになっても変わることはありませんでした。
谷繁さんは、
勝つため、負けないためなら教えを受け入れる、
“素直”な負けず嫌いなのです。
“負けず嫌い”と“素直”は、
一見、相反するもののように思えます。
ですが、本当に“負けたくない”なら、
勝ち方を知っている人の教えに、“素直”に従う。
これはとても大切なことなのではないでしょうか。
たしかに、自分のできていないことを指摘されるのは、
あまり気分のいいものではありません。
しかし、そこで反発するのか、
“素直”に受け入れて、努力するのか。
それが、トップセールスになれるかどうかの
わかれ道になるのかもしれません。
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