この夏、全日本女子バレーボールチームは、
オリンピックで28年ぶりのメダルを獲得しました。
iPadを手に、
緻密な采配を見せる眞鍋監督のもと、
拾って拾って勝ち取った銅メダルでした。
眞鍋監督は、
全日本女子チームに備わった力を
“精密力”と呼んでいます。
根性を美徳としがちな日本スポーツ界に、
“精密力”という新風を吹き込み、結果を出した眞鍋さん。
今回はそんな眞鍋さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
オリンピック終了後、
緻密なデータ分析、戦略の研究、一人ひとりの選手への気配りなど、
その指導法が話題となっている眞鍋さん。
眞鍋さんの著書によると、
“精密力”とは、
「すべてにおいて
気配りやチェックを欠かさず、
細かいことにこだわり、歪みをなくすこと。」
現役時代、大阪体育大学大学院に入学し、
バレーボール選手と学生の二足のわらじを履いた眞鍋さんらしい、
知性を感じさせる言葉です。
しかし、
「すべてにおいて気配りやチェックを欠かさない」というのは、
口で言うほど簡単なことではありません。
その眞鍋監督の“精密力”を実現させたのは、
「勝つために必要なことは徹底してやる」という
人一倍強い“情熱”だったのではないでしょうか。
眞鍋監督は、
オリンピック開催1年前のインタビューで、
「情熱を持つのは当たり前のこと」と言い切っています。
この“情熱”に、選手たちも、
レシーブ練習で青あざだらけになりながら応えました。
全日本女子バレーボールチームは、
“情熱”によって培った
“精密力”を武器として、
ロンドンに乗り込んだのです。
では“精密力”は
実際の試合の中で
どのように機能したのでしょうか。
眞鍋さんのブレインのひとり、
全日本女子バレーボールチーム・情報戦略班の渡辺さんは、
こう語っています。
「試合中は選手は必死で、無意識にプレーしている。
そういう時こそ、スパイクのコースに“傾向”がでる。
相手選手の“傾向”を見抜くことで次の対策を立てられる」
眞鍋監督のただならぬ“情熱”によって
“精密力” が心身に沁み込んだ全日本女子チームは、
緊迫した場面でも、
精密に指示に応え、
精密なサーブを打ち、精密なレシーブを繰り広げました。
そして、体格で劣る外国勢に勝利し、
メダルを獲得することができたのです。
“精密力”は
試合中の選手たちを支え、
勝利を呼び込む力となったのです。
“精密力”。
それは“情熱”に裏付けられた、
勝利を生み出す力だったのです。
無駄のないタイムマネジメントを徹底する。
顧客に合わせたロールプレイングを行う。
細部までしっかり準備してプレゼンテーションに臨む。
日頃から、“精密力”を高めることを心がけることで、
お客さまと相対するその時に、
臨機応変な対応を適切に行え、
勝利を呼び込む力となってくれるのかもしれません。
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