齋藤さんと言えば、
若者の読書不足が懸念される現代に、
一躍、日本語朗読ブームを巻き起こした
『声に出して読みたい日本語』の著者です。
教育学者として明治大学で教鞭をとるかたわら、
教育書からビジネス書に至るまで、様々なジャンルの本を出版し、
テレビ番組・「世界一受けたい授業」の講師としても知られています。
今回はそんな齋藤さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
齋藤さんの『声に出して読みたい日本語』は、
162万部のベストセラー。
翌年すぐにシリーズ化され、現在第6巻まで出版されています。
その後も『段取り力』『三色ボールペン情報活用術』などを出版し、
素晴らしい着眼点で、独自の読書法や情報活用術を次々に提案。
思わず手に取ってしまう、面白いタイトルと、
なるほどと思わせる、実践的で役立つ内容で、
よく話題の本として取り上げられています。
そんな斎藤さんは、
常識破りとも言える、膨大な仕事量をこなしています。
『声に出して読みたい日本語』が出版された2001年には
年間4冊の本を出版していますが、
翌年は11冊、翌々年は26冊。
2005年にはなんと67冊、昨年も44冊を出版しています。
一般的には、1人の著者が1年に出版できる本の数は
多くても4冊と言われています。
朗読のための引用主体の本があるとしても、
これは全く常識破りの仕事量と言わざるを得ません。
齋藤さんが2003年に出版した「天才の読み方」には、
こう書かれています。
「日本人は、量をやると質が落ちると考える傾向があります。
しかし本来、真の天才と呼ばれる人たちに共通する特徴は、
仕事を大量にこなせるということです」
“質”にこだわって足踏みするより、
まずは次々に実践しよう、
そうやって実践の“量”がある一定のラインを超えた時、
図らずも“質”の高い仕事をこなす能力が備わっているはずだ、という考え方です。
この本の出版以降、
齋藤さんは年間平均45.5冊を出版しています。
それでも、齋藤さんのアイデアは
枯れるどころか、まずます勢いを増しています。
それは、出し惜しみせず、精力的に“量”をこなし続けている、
その賜物なのではないでしょうか。
“質”の高い仕事を目指す、
それはもちろん、大切なことです。
しかし、
仕事の“質”は、
頭の中で青写真を描くだけで
向上することはありません。
失敗も含めた、実践に次ぐ実践、
そうやって夢中で“量”をこなす中で、
“質”が高まっていくのではないでしょうか。
行き詰まっている時や、新しいことに挑戦する時は、
“質”の低い仕事になってしまうのではないか、という不安が先立って、
仕事量を減らそうとしてしまいがちです。
そんな時こそ、
思いきって、次々に“量”をこなしてみてはどうでしょうか。
夢中で頑張るうちに、
気づいたらステージが上がっているかもしれません。
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