藤田さんは、昨年12月、
その年のゴルフ日本一を決する、「ゴルフ日本シリーズ」で、
史上初の3連覇を達成。
43歳にして自身初の賞金王を獲得した、
遅咲きのゴルファーです。
もともと定評のあった、
緻密なアプローチと力強いパットに加え、
40歳を超えてなお、飛距離を伸ばしている藤田さん。
昨季の活躍に甘んじることなく、
マスターズや海外メジャーでの活躍を目標に、
さらなる鍛錬を重ねています。
今回はそんな藤田さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
いまや「中年の星」と讃えられるまでになった藤田さんですが、
若き日には、長い不遇の時を過ごしました。
学生時代の最高成績は、高校・大学ともに4位。
技術は秀逸と言われながらも
同世代の丸山茂樹氏らの影に隠れた存在でした。
そして大学卒業が迫った頃。
身長168センチと決して恵まれた体格ではなかった藤田さんは、
プロの道に進むかどうか、真剣に迷いました。
そんな時、162センチの身長で活躍した
プロゴルファー・河野高明氏が
「おまえにはバネもある。面白いと思うよ」と声をかけてくれて、
プロ入りを決意します。
しかし、プロになっても、
テレビ中継に出ることもなく、
無名で苦しい時期が続きます。
師匠の芹沢氏も、
まさかいずれ賞金王になる選手だとは思ってもみなかったそうです。
では藤田さんは、
なぜ、無名時代を耐えて、
これほどのプレイヤーになることができたのでしょうか。
秘密は藤田さんの究極の思考にあるようです。
藤田さんは
「藤田さんが悩んでない時なんてないでしょう」と
笑い話にされるほど、
自分で自分を褒めない人です。
口にするのは、
「スイングが全く分からなくなった」、
「上手くいかない時はもう引退だと思ってしまう」などといった、
言葉ばかり。
しかし、これらの言葉は、
優勝するための障害を
すべて克服するためのもの。
優勝という目標のために、
不必要なものはすべて見つけ出し、すべて克服する。
克服し続ければ、
自ずと優勝は近づいてくる。
それが藤田さんの目標達成思考です。
それは大変、厳しく苦しい道です。
しかし、もしかしたら、
目標に向かう究極の近道なのかもしれません。
実は藤田さんは、
「最近の“プラス思考”は軟弱な考え方」だと、
厳しいこともおっしゃっています。
たしかに、
安易な“プラス思考”で自分を甘やかせば、
目標達成への障害となる
自分の弱点から目を背けることになり、
その結果、
自分で自分を目標達成から遠ざけてしまうことになり兼ねません。
時には、
自分で自分を見つめなおし、自己評価する。
他の誰でもない、
自分自身だからこそ見つけられる課題があるはずです。
その課題を克服し続ける道は、
とても厳しく苦しいものです。
しかし、
それが、目標達成への究極の近道なのかもしれません。
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