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特集-伝説の営業マン

トップセールスマインド

Vol.135 建築家の《坂茂さん》

世界各国の紛争地域や災害地域で、
ファクス紙の芯などに使用される“紙管”を素材とした住宅を建設し、

“紙の建築家”として、
国際的にも高い評価を得ている坂さん。

今回は日本を代表する建築家のひとり、坂茂さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。

国境を越える建築家

坂さんと“紙管”との出会いは
今から27年前のこと。

東京・六本木で開かれた、
有名建築家アルヴァ・アールトの家具展会場で
間仕切りに用いたのが最初でした。

予算に制約のある中で
会場の雰囲気を損なわない安価な素材を探していて、
たまたま事務所にあった紙管に目をつけたのです。

紙管は、建築資材として充分な強度があり、
なおかつ加工しやすく、
どこの国でも安く入手できる。

紙管の可能性に気づいた坂さんは、
その実用化のため奔走します。

そんなある時、
偶然目にしたルワンダ難民の写真。

雨季の寒さを防げないようなシェルターが
そこには写っていました。

そこで坂さんは
紙管を使ってもっと頑丈なシェルターを建設することを決意。

国連難民高等弁務官の駐日事務所に赴きますが、
相手にされず、
なんとジュネーブの本部にアポイントもなしに突然訪問。

許可を取り付けてルワンダに乗り込み、
紙管のシェルターを建設したのです。

その後も、
手持ちの資金と寄付金だけで
世界各国に紙管の住居を建設し続けています。

現場に赴く“行動力”

ルワンダで紙管建築の手ごたえを掴んだ坂さんは、
世界のどこかで災害が起きると、
まずは現地に赴きます。

常々、国際的な経済支援は
現地の実情に合わせることが難しいと言われます。

しかし坂さんは、
現地で直接困っている人たちの話を聞くので、
人々が本当に必要としているものを
つくることができるのです。

例えば、東日本大震災の被災地では、
避難所に紙管の間仕切りをつくりました。

多くの避難所は体育館などを利用しているため、
プライバシーがなく、
普通に着替えたり、家族でくつろぐことができません。

それを知った坂さんはすぐさま行政にかけあい、
人々のプライバシーを守る間仕切りをつくったのです。

現在の坂さんは
コンテナを使った仮設住宅づくりに取り組んでいます。

“紙の建築家”は
“行動力”あふれる使命の人なのです。

坂茂さんに学ぶ

今週のトップセールスマインド

営業マンの仕事は、
お客様の現状を把握し、
お客様のニーズを掴み、
お客様を幸せにする提案をしていくこと。

その全てにおいて欠かせないのが、
“行動力”だと言っても過言ではありません。

『お客様のため』。
その想いを“行動”に移し続ける。

そのあり方こそが、
トップセールスへの道なのかもしれません。

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