高野さんは、父親の創業した小さな会社を、
納豆製造の最大手にまで成長させることに成功しました。
同社の「おかめ納豆」は、日本中の食卓で愛されています。
今回は、経営者としてタカノフーズの躍進を導いた高野さんから、
営業マンにも通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
大学を卒業した高野さんは、
昭和39年にタカノフーズの前身であるおかめ納豆本舗に入社します。
その当時は、茨城県の地元で展開する小さな会社でした。
高野さんは昭和56年に社長に就任すると、
社運を賭けて、業界最大級の工場を建設するという大規模な投資を行います。
一時は借入れ過多で倒産寸前にまで陥りましたが、この危機を見事に乗り越え、
投資を成功へと導き、同社は業界トップの座に躍り出ることができました。
さらに、納豆業界初となるテレビ広告により、
「おかめ納豆」は全国にその名が知れ渡るようになります。
こうして不動の地位を築いた同社は、その後も順調に経営を推移させていきました。
しかし、今から約5年前、そんなタカノフーズを襲ったのが、
あるテレビ番組での、納豆ダイエットの捏造報道でした。
さらに原料高、原油高と、追い討ちをかけるような試練が続き、
業界4位、5位の大手が倒産、撤退に至るほどに、
納豆業界は深刻な打撃を受けてしまいます。
それは、タカノフーズも例外ではありませんでした。
当時、66歳だった高野さんは、
「どうしてこんな目に遭わなければならないのか」と、
恨みたくなる思いが湧いてきたといいます。
しかし、そんなときに、
ある言葉が高野さんを支え、奮い立たせました。
『事の成るのは逆境の日にあり
事の破るるのは順境の日にあり』
逆境の今こそ成長のチャンスだと考えた高野さんは、
経営の合理化を徹底的に進めることで、見事、収益回復に成功します。
その結果、より少ない設備人員でも、
従来と同じ規模の生産ができるようになり、
タカノフーズはさらに磐石な経営基盤を確立させることができたのです。
セールスを続けていると、
予想を上回る成果が出るときもあれば、
頑張っているのに、なかなか成果に結びつかないときもあります。
しかし、結果に一喜一憂しているようでは、
一流のセールスマンと言うことはできないでしょう。
『事の成るのは逆境の日にあり
事の破るるのは順境の日にあり』
逆境のときは、「今こそ成長のチャンスだ」と思って踏ん張り、
順境のときは、「ここで気を緩めてはいけない」と自分を戒める。
これこそ、トップセールスマンの持つべき姿勢なのではないでしょうか。
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