2010年、圧倒的な強さでJ1復帰を決めた柏レイソル。
そして、今年は昇格1年目でJ1初優勝を飾り、
11日に行われたクラブワールドカップでは、
メキシコの強豪チームに打ち勝ち、準決勝へ進出!
まさに、字の通り"快進撃"を続けてきました。
今回は、その快進撃を生み出したネルシーニョ監督から
営業マンにも通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
『昇格1年目の優勝は史上初となる快挙』
その事実だけでも、ネルシーニョ監督の
磨き抜かれた手腕を感じることができます。
実は、ネルシーニョ監督、
Jリーグ黎明期にはヴェルディ川崎(当時)でも監督を務め、
試合中のシステム変更で劇的なまでにチームを改善する采配が
"ネルシーニョ・マジック"と呼ばれていました。
一体、ネルシーニョ監督がこれだけの実績を残せる理由は
どこにあるのでしょうか?
ネルシーニョ監督はある取材で、
そのエッセンスを一言でこう表現していました。
「選手・コーチにそれぞれの役割を与えると同時に、
自由と責任も与えるんです」
まず、「どの選手でもそのポジションに入ったら役割は1つ」
というところから入る。
たとえば、中盤のミッドフィルダーであれば、
"ゲームを読んで、攻撃にアクセントをつけろ"。
フォワードならば、
"フィジカルの強さを生かして、どんどんシュートを打て"。
というように明確な役割を指示し、与えます。
しかし一方で、その役割で縛ることはしません。
「各選手に役割を与えると同時に、自由も与えます。
その自由をどう使うかが、個人のクリエイティビティーであり、
自由を発揮するには、責任を負う覚悟が必要になる。
その覚悟によってこそ、選手が成長するんです」
明確な役割を与えたうえで、
自由と、それに伴う責任も与える。
それを選手に限らず、
コーチに対しても行ったからこそ、
チームは大きな変革を遂げ、
圧倒的な"快進撃"を生み出すことができたのです。
営業マネジャーとしてメンバーを抱える方々にとって、
メンバーの育成は至上命題と言えるでしょう。
彼らのモチベーションをいかにして高くし、
パフォーマンスを向上させればいいか。
その点についてお考えの方は、
ネルシーニョ監督のこの言葉に立ち返ってみてはいかがでしょうか。
【役割と共に自由と責任を】
なにか見えてくるものがあるかもしれません。
また、ネルシーニョ監督はこうも言っています。
「勝つための責任を背負う気持ちで試合に向き合うと、
グラウンドに入るときの決意や勇気が強固になる」と。
最強の営業組織を作り出すヒントにしていただければ幸いです。
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