1770年にドイツで誕生したベートーヴェン。
彼は数多くの名作を残し、
後世の音楽家たちに多大な影響を与えました。
交響曲第5番「運命」、
"第9"の呼称で有名な「喜びの歌」などは、
誰もが一度は
耳にしたことがあるでしょう。
今回は、そんなクラシック界屈指の大作曲家ベートーヴェンから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
世界で最も有名な作曲家と言っても過言ではない
ベートーヴェンですが、
音楽家としての華々しい実績とは裏腹に、
実は重度の聴覚障害を患っていた、
ということをご存じの方も多いのではないでしょうか?
音楽家にとって、難聴は致命的な病気です。
一体、彼はどうやって、
この困難を乗り越えたのでしょうか。
ベートーヴェンは20歳を過ぎたころから
徐々に耳が聞こえなくなりはじめ、
一時は自殺も考えたこともあったとか…。
しかし、彼はこの難聴を克服するために、
さまざまな試行錯誤を行っていったのです。
まず、特製のピアノを制作。
口に指揮棒をくわえてピアノにつけ、
歯に伝わってくる振動によって、
音の強弱を感じとったといいます。
さらに、彼はオーケストラの指揮をする際、
曲のテンポを知るために、メトロノームを使いました。
メトロノームの揺れから、
視覚的に曲の速さを理解したというのです。
こうして難聴を克服しながら、
多くの名曲を世に送り出していったのです。
交響曲第一番を除き、
作品のほとんどは、
障害が始まって以降に作曲したというから驚きです。
では、難聴の克服は、
彼がさまざまな工夫をしたから可能だったのでしょうか。
確かに特製ピアノやメトロノームがなければ、
音楽家を続けることは不可能だったでしょう。
しかし、重要なことは、
そういう手段や方法だけではないのです。
歯の振動や視覚によって、
音やテンポを把握しながら作曲するということが、
どれほどの困難を有したでしょうか。
きっと並大抵のことではなかったはずです。
では、なぜそれができたのでしょうか。
その鍵は、ベートーヴェンが25歳のときに記した手記にありました。
そこにはこう記されてあります。
「勇気を出せ。
たとえ肉体に、いかなる欠点があろうとも
我が魂は、これに打ち勝たねばならない。
25歳、そうだ、もう25歳になったのだ。
今年こそ、本物になる覚悟をせねばならない」
そう、
彼には強烈な「決意」があったのです。
もしベートーヴェンが次のように考えていたとしたら、
どのような結果となっていたでしょうか。
「耳が聞こえない状態で、楽曲を作ることなんてできない」
彼はきっと、
音楽の道を諦めてしまっていたでしょう。
しかし、ベートーヴェンはさまざまな創意工夫を行うことによって、
数々の素晴らしい作品を残してくれました。
この大きな違いを生み出したのが、
まさに「決意」なのです。
【決意があれば、方法は後からついてくる】
ベートーヴェンの逸話は、
私たちにこの非常に大切なことを教えてくれています。
皆さまが、いま掲げている目標。
その目標に対する「決意」こそが
達成を創り出すのではないでしょうか
これまでに27万名以上を指導し、成功へと導いてきたトレーニングのプロ青木仁志氏に「トップセールスに共通する3つの考え方」について伺った。
営業力を高めるためのセミナー情報を掲載。営業やマーケティングといった売上直結の分野から、投資・キャリア・趣味・教養など幅広い分野を網羅。
営業マンが日々抱えている現場での課題を、トップセールスとしての営業経験を持ち、営業研修等で講師を務めている大高弘之が解決していくコラムです。
現役営業マンの職場の人間関係の実状が浮き彫りに。4人に3人が職場の人間関係に課題を感じていることが明らかとなった。
ビューティフルエイジングとは加齢に無理に逆らうのではなく、その人らしさを活かしながら美しく年齢を重ねることです。
営業という分野にとらわれず、多種多様な業界のプロフェッショナルから日頃の現場に生かせる【セールスマインド】を学び取るこのコーナー。
あなたのセールス人生を変える一冊がここに!トップセールスになるべく日々研鑽を積んでいる皆さんに、お勧めの一冊を紹介します。
現役営業マンへのアンケートで、現場の課題が浮き彫りに。課題の1位は"プレゼンテーション"、2位は"職場の人間関係"という結果に。
本コラムでは、個人ソムリエも行っているCELLARDOORの石渡武志が「デキル大人になるためのワインの楽しみ方」をお伝えしていきます。
新人営業マン必見!!今さらきけないビジネスマナーから営業ノウハウまで情報満載でお届けします。伝説の営業マンへの第一歩が、ここから始まります。
ビジュアルプロデューサーとして、幅広く活躍しているおかざき なな氏のコラム。営業マンの魅力をよりいっそう効果的に高める方法を伝授します。