東レは、言わずと知れた、
日本を代表する大手化学企業です。
大正15年の創業以来、
合成繊維や合成樹脂など、
先端技術を駆使した“基礎素材”の研究開発によって
日本のものづくりを支えてきました。
最近ではユニクロと提携した、
ヒートテックの商品開発でも注目されています。
今回はそんな大企業・東レを率いる日覺さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
“素材”というものづくりには、
20年、30年という地道な研究開発が欠かせません。
ですから東レという企業が
伝統的に長期の展望をもち、
人材を重視してきたのは至極当然のことでした。
日覺さんは、そんな東レの社長らしく、
根っからの現場育ちです。
入社以来ずっと取り組んだのは、
ポリエステルフィルム工場の建設と運営。
日本、アメリカ、フランスと、各地の状況や製品の性質を見極めて、
それぞれにふさわしい設備を設計、運営しました。
当時から、日覺さんのやり方は、
徹底した“現場”主義。
“現場”を自分の目で充分に把握した上で、
社員の話に耳を傾け、それから自分の考えを話す、
それを徹底していました。
なぜなら、本当に納得してもらわないと、
本気で取り組んでもらえないから。
だから、“現場”の声を吸い上げることに
決して妥協しませんでした。
そんな日覺さんは、
当時の社員を“仲間”と呼び、
アメリカ時代の社員の1人には、
「あの頃はドリームチームだった」と言われています。
日覺さんには、
“素材”を扱う企業の社長としての、強い自負があります。
“素材”の開発は、
環境・エネルギー問題を本質から解決できるというのです。
例えば、ヒートテックの普及は暖房費削減が期待できますし、
炭素繊維による航空機は軽量のため、燃費が削減できます。
工業製品、科学技術なしでは1日も立ち行かない現代において、
環境問題は人類火急の課題です。
地球環境に貢献できるような革新的な“素材”をつくり、
より豊かな生活を提供する、誇りある集団を作っていく、
それが日覺さんの“夢”。
リーマン・ショックを乗り切り、
成長路線に軸足を移した東レは、
“現場”主義の社長によって、
その“夢”を全社員で共有しつつあるのではないでしょうか。
部下を導く時、
“夢”を共有できていたら、
いろいろなことが気持ちよく実現していくのではないでしょうか。
そんな“夢”の共有には、
“現場”を大切にする姿勢が欠かせません。
“現場”を重んじるリーダーの語る“夢”は、
部下の共感を呼び、
堅固な絆を形づくっていくのだと思います。
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