小山薫堂さんは、
「料理の鉄人」、「カノッサの屈辱」といった名番組を
次々に世に送り出した放送作家。
また、2009年の日本アカデミー賞を総なめにした
映画「おくりびと」の脚本家でもあります。
最近では、東北芸術工科大学教授に就任、
故郷・熊本県のキャラクター「くまモン」の
生みの親としても話題になるなど、マルチな活躍で知られています。
今回は放送作家・小山薫堂さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
小山さんが放送作家になったのは、
大学時代、ラジオ局でアルバイトをしたのがきっかけでした。
そこで知り合ったのが、
当時三宅裕司さんのラジオ番組を担当していた、
放送作家の長谷川勝士さん。
ある時、そのふたりがニューヨークに
取材旅行に出かけることになり、
「ついてくるか」と言われた小山さんは、
交通費は支給されないにもかかわらず、
喜んでアルバイト代を貯めて同行しました。
そこで三宅さんと親しくなった小山さんは、
帰国後、三宅さんの番組の打ち上げに参加。
居合わせたプロデューサーに「君は誰?」と問われ、
しどろもどろになったところを長谷川さんが
「放送作家なんです」と紹介。
その場の成り行きで
放送作家への道を歩むことになったのだそうです。
小山さんは、こんなふうに、
人との出会いによってチャンスを手にし、
与えられた仕事を一つひとつやり遂げながら、
自然体で生きてきたのだそうです。
そんな自分の力を“偶然力”と呼んでいる小山さん。
“偶然力”を持っている人について、こう語っています。
それは、
人との出会いをチャンスだと気づき、
先輩がつい教えたくなるような、
「教わりたい」という気持ちが伝わってくる人。
たとえば、こんなエピソードを紹介しています。
小山さんが教授を務める東北芸術工科大学のある男子学生が、
「海外を1か月放浪したいのですが、どの国がお勧めですか」と
尋ねてきました。
旅費として70万円用意していると聞いた小山さんが冗談で、
「そんなにお金があるなら、銀座で一緒にワインを開けよう」と
言ったところ、
その学生は数日後に、
20万円ならなんとかしますから、銀座に連れて行ってください!」と
言ってきたのだそうです。
この人に出会えたのはチャンスだ、と気づき、
そのチャンスに賭けて全力でぶつかってくるその学生は、
若き日の小山さんのように、
引き立てられ、自然と道を切り拓いてゆくのではないでしょうか。
若い時には、なかなかビジョンが描けず、
右往左往してしまうこともあるでしょう。
それでも、
人との出会いをチャンスだと思い、
教えを受けようとする姿勢は
大切にできるのではないでしょうか。
もしかしたら、
小山さんの言う“偶然力”が
自分らしい道を切り拓いていく、
大きな力になるのかもしれません。
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