漫画『ヒカルの碁』による囲碁ブームのさなかに、
中学入学と同時にプロの囲碁棋士となった井山裕太さん。
6歳で囲碁対局番組に出演して、
大人を相手に5人抜きという快挙を成し遂げ、
以来、数えきれないほどの最年少記録を打ち立ててきました。
そして、
24歳が目前に迫った今年3月には
日本囲碁界の7大タイトルのうち6つ目のタイトルを獲得し、
史上初の六冠を達成。
その後、1つのタイトルを失い、
六冠保持は43日で終了したものの、
「日本囲碁界を背負うエース」として
大きく期待されています。
今回は若き天才囲碁棋士・井山裕太さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
1局で3キロ痩せるとも言われるほど、
神経をすり減らすことで知られている、囲碁の対局。
そんな世界で、年長者を相手に
次々と意表を突いた、独創的な攻めを繰り出す井山さん。
1400勝という記録を持つ趙治勲九段をして、
「頭の中に碁盤が二つある」と言わしめた天才です。
そのスタイルは、
「名人に定石なし」という言葉通り、
全体を見通す『冷静さ』と
対局相手が驚きの声を漏らすような『大胆さ』を併せ持った、
どんな戦いにも対応できる自由奔放なスタイル。
6月末には
アジア選手権で
初の国際タイトルを獲得し、
国内に留まらず、「世界トップ」を目指して
さらなる精進を続けています。
圧倒的な強さを誇る井山さんですが、
囲碁以外のことにはほとんどこだわりがなく、
食べる物、着る物にも無頓着。
車の免許も持っていません。
昨年は、年間1億円以上の賞金を獲得したものの、
インタビューで使い道を問われると
「物欲がないので貯金します」と答えたほどです。
そんな井山さんが学校に通ったのは
中学校までのこと。
昔の棋士のほとんどは
高校には進学せず、
勝負の世界に身を投じたそうですが、
プロとして通用するのは2割程度と言いますから、
現代では非常に勇気のいる決断です。
しかし、中学生の井山さんは、
全く悩むことがなかったのです。
それは、
囲碁の世界が本当に好きで、自分には合っていると
はっきりと“選択”していたから。
囲碁の世界は
明確に白黒のつく世界。
厳しい世界ですが、
個人の能力を存分に発揮できる世界でもあります。
井山さんは、
そんな世界こそが自分には合っていると感じ、
迷いなく“選択”して、
技を磨いてきたのです。
“選択”するモノが溢れる今の世の中で、
世間一般の風潮に流されることなく、
自分にとって必要なものだけを“選択”してきた井山さん。
その潔く自分らしい“選択力”こそ、
井山さんの強さの秘訣なのではないでしょうか。
人生は“選択”の連続だと言われます。
我々、営業マンの場合は、
自分のスキルを磨くために、
そしてお客様の想いをかなえるために、
日々さまざまな“選択”をしなければなりません。
そんな時に大切なのは、
周囲の風潮や思い込みに捉われず、
状況を見定め、
必要なものを選び取る“選択力”。
そんな“選択力”を身につけた人こそ、
成功を掴み取るのかもしれません。
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