国立競技場の“最蹴章”にふさわしい好ゲームとなった
今年の全国高校サッカー選手権大会・決勝戦。
史上初の北陸決戦を制し、
見事初優勝を果たしたのは、
大塚一朗監督率いる富山第一高校でした。
アディショナルタイムに入ってからの同点劇、
延長戦終了間際の鮮やかな決勝点。
2点リードされながらの
奇跡の逆転劇は
皆さんの記憶にも残っていることでしょう。
今回は富山第一高校サッカー部監督の大塚一朗さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
大塚監督が
「田舎者でもやれるということを示せた」と語ったように、
富山第一高校サッカー部は、
全員が自宅から通学する“地元の子”で構成されたチーム。
しかしそれは単なる美談ではなく、
大塚監督がヨーロッパで学んだ
明確な戦略の1つなのです。
大塚監督は
実業団サッカーを引退後、
1年間、イギリスへコーチ留学しています。
午前中は英語学校、
午後はアルバイトをしながら
ユースチームのベテラン監督に学び、
夜はアマチュアチームでプレイする日々。
そこで、ヨーロッパの一部のクラブチームには
「親元から通えない選手は参加させない」
というルールがあることを知ります。
それは
サッカー選手としての成長の前に
「一人の人間」として育てるという育成法によるものでした。
サッカーという激しいスポーツで
結果を残し続け、
厳しい練習の中で
目標を見失わず成長していくには、
技の体得だけでなく、
人間的な成長が欠かせません。
大塚監督はそれを学んだがゆえに
「全員自宅生」のチームをつくりあげたのです。
しかし、全員自宅生のチームでは、
監督が選手を選ぶことはできず、
監督の理想の選手が揃うことはありません。
そこで大塚監督が実践してきたのが、
選手の個々の“特徴”を活かしたサッカーです。
決して自分の理想を押しつけず、
選手の“特徴”をよく掴んで
“特徴”にあったポジションやフォーメーションを指示するからこそ、
選手たちも個々の力を発揮できるのです。
例えば、
話題になったPK職人のゴールキーパー起用などは
まさに選手の“特徴”を活かしたものでした。
とはいえ、
高校サッカーの選手は1年ごとに入れ替わり、
3年間で体も心も大きく変化します。
しかも、富山第一には、
100名を超える選手がいるのです。
それでも、
選手一人ひとりに目を配り、
個々の“特徴”を見極める。
そんな大塚監督の姿勢が
富山第一の伸び伸びとしたプレイに
繋がったのではないでしょうか。
情熱的な営業マンには
大きな目標や、
商品に対する絶対的な自信があるものです。
しかし、
それが“理想の押しつけ”となった時、
お客様の個々の状況に盲目的になってしまうことも
あるのではないでしょうか。
お客様の個々の状況をしっかりと見つめ、
お客様の個々の状況に応じた提案をさせていただく。
そんな営業マンこそが
お客様を本当に勝たせ、
本当の感謝を頂くことができるのではないでしょうか。
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