佐藤義則さんは
プロ野球で44歳まで投げ続け、
165勝を上げた名投手です。
阪神大震災の年には、
「がんばろうKOBE」を合言葉に
快進撃を続けるオリックスの先発投手として、
40歳11か月でノーヒットノーランを達成しています。
そして引退後の現在も、
佐藤義則コーチの行くところ、
沢村賞投手が誕生すると言われ、
「ダルビッシュ有、田中将大を育てた投手コーチ」として
注目されています。
今回は楽天イーグルス・投手コーチの佐藤義則さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
佐藤さんが日本ハムの投手コーチに就任したのは、
あのダルビッシュ投手が
鳴り物入りで入団した年のことでした。
佐藤さんは、期待の大型新人に対して、
徹底的な走り込みによって、投手としての土台を作らせ、
ストレートの磨きをかける指導を行いました。
そしてダルビッシュ投手は
入団3年目にして沢村賞を獲得。
チームもリーグ優勝を果たしました。
その2年後、
佐藤さんの楽天入りが決まった時、
ダルビッシュ投手は田中将大投手にわざわざ電話をかけて、
「ヨシさん(佐藤コーチの愛称)の言うことは間違いない」
と語ったそうです。
また、今年24連勝という大記録を作った田中投手も、
投球に納得いかない時には、
マウンドからアイコンタクトで
ベンチの佐藤コーチの指示を仰ぐことがあるそうです。
佐藤さんは、
今をときめくスター投手2人に
絶大なる信頼を得ているのです。
そんな佐藤コーチの持論は、
「間違ったフォームで投げるから肩を壊すのであって、
その投手に合った正しいフォームで投げれば、故障はしない」
というもの。
とはいえ、「正しいフォーム」を維持するのは
口で言うほど簡単なことではありません。
しかし佐藤さんは、
その投手にとって「最も正しいフォーム」を見抜き、
「正しいフォーム」で投げている時の体の動きを隅々まで記憶し、
それを維持する指導を行うのです。
それはまさしく、
“間違いのない”指導。
そんな不可能にも思える指導を可能にしているのは、
佐藤さんの強烈な『プロ意識』です。
一人ひとりの投手に対して
全神経を集中させて接し、
膨大な時間と労力を費やしているのです。
伝える内容が間違っていなければ、
どれだけ厳しく接しても
選手たちは信頼してくれる、と語る佐藤さん。
名投手を育てるために、
“間違いのない”指導を目指し続けるその努力が、
佐藤さんを名コーチたらしめているのです。
営業マネージャーとして
部下の指導にあたっていると、
ついつい、
“自分の正しさ”や“自分の型”を
押し付けてしまうこともあるかもしれません。
しかし、
人は一人ひとり違うもの。
もちろん、「セールスの型」はありますが
同時に、一人ひとりのタイプを見極め、
佐藤さんの言う“間違いのない”指導を目指すことも
重要なのかもしれません。
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