お客様も増えてきたので、保全活動に力を入れています。
お客様と楽しくお話するだけではなく、「友人を紹介したい」と言って頂けるほど
営業パーソンとして信頼され、強固な信頼関係を結ぶためには
お客様とのお話の中でどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
(2010/3/3 質問者:女性・生命保険営業 3年目)
「自分は何の為に、誰の為に、何故この仕事をしているのか」という自らの職業観を、日頃からお客様にお伝えしていくことが大事です。
お客様と楽しくお話することも営業にとって大切ですが、それは商品・サービスを通じたお客様と社会への貢献という営業活動の真の目的達成に向けた、お客様との信頼関係構築という過程の一つです。楽しくお話する中にも自らの職業観をお伝えすることで、お客様への貢献の思いが伝わり、それが信頼関係を強固なものにし、自然とお客様の「大切な友人にも教えてあげたい」という気持ちを沸かすことにつながるでしょう。
具体的には、次のようなお話の仕方をしてみてはいかがでしょうか。
「私は一人でも多くの方に保険の正しい考え方を持ち、その方により合った保険の入り方をして頂きたいと考えています。ただ残念ながら、そのようにできている方は多いとは言えません。保険の本当の意味や価値を一人でも多くの方にお伝えすることが社会のためにもなると、私は信じています。そのために、ぜひ○○さんのお力を貸してください」
私は、セールスとは必要性を満たす“ニードセールス”であると考えています。
一方的に商品やサービスを押し付けてお金をいただいているのではなく、商品のご提供を通じてこちらからもお客様に価値をご提供しているのです。つまり価値と価値の交換です。あなたは、セールスという仕事にも、ご自身が取り扱う商品・サービスにも、そして会社にも誇りを持ち、その商品・サービスを広めることは社会の貢献につながると感じていらっしゃいますよね? それなら自信を持って、遠慮なくお客様のお力を借りるべきではないでしょうか。世の中を良くするためにご自身には商品・サービスを広める使命があると信じ、その気持ちを伝え、そしてお客様のために何ができるのかを常に考えて尽くして、定期的に「●●さんにとって大事な方を紹介してください」と定期的にお願いしていきましょう。
心から思ったことはお客様の心にも通じるはずです。頑張ってください。
コラム著者:大高弘之(おおたか・ひろゆき)
1966年生まれ。上場食品商社を経て、外資系人材派遣会社アディアセントラル株式会社(現アデコ株式会社)に入社。
その後その営業力を買われ、外資系生命保険会社プルデンシャル生命保険株式会社に入社。
元MDRT会員。2002年、人材教育コンサルティング事業を手がけるアチーブメント株式会社に入社。トレーナーとして、営業力強化を中心にトレーニングを実施している。
セールススキルアップ講座体験コース⇒http://www.achievement.co.jp/ssc/
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