資料を渡しても、しっかりと担当者の手に渡っているか分からず、
なかなか手ごたえもありません。
どうしたら窓口を突破していけるでしょうか?
(2011/12/23 質問者:男性・人材派遣営業6年目)
まず、飛び込み営業を行ううえで胸に留めていただきたいのが、
「相手の事情を考えずにいくわけだから、会えなくて当然だ」
ということです。
だからこそ、
一回目の飛び込みでは、担当者の方と面会することをいきなり狙わず、
"2段階アプローチ"を実践してみてください。
すなわち、最初の訪問の目的を、
担当者の部署名・名前を知るということに絞り、
その後にアポ取りを行うのです。
具体的なトークですが、
まずは、断られるのを覚悟でこう言ってみましょう。
「大変お忙しいところ失礼いたします。
私、この地区を担当させて頂いております●●と申します。
本日は特にお約束はいただいておりませんが、もしよろしければ、
このような仕事をしているので、担当者の方にお会いできますでしょうか?」
勿論、こう言っても断られることがほとんどなので、
続いて、譲歩した条件を示すように以下のように言ってみてください。
「了解いたしました、それでは今後ご迷惑をおかけしないように、
次回からはきちんとアポイントを取らせていただいてから、訪問させて頂きますので、
ご担当者の方の部署とお名前をいただいてもよろしいでしょうか」
とトークを打ってみて下さい。
初回の訪問は、担当者の部署・お名前を聞くことを目的にするのです。
そして、担当の方のお名前・部署をいただけたら、
すかさず、アポイント取りの電話がけを行いましょう。
そして、後日きちんとアポを取って面会をするのです。
初回の訪問から面会していただくことを期待せずに、
このような2段階アプローチを是非活用していただきたいと思います。
また、資料を窓口の方に渡すときにもポイントがあります。
こちらの売込みではなく、先方にとって役立つ資料を用意し、
価値ある情報だということを窓口の方に積極的にお伝えしていきましょう。
そうすることで、担当者の手に資料が渡る確率もあがり、
結果としてアポの獲得率も増えていきます。
営業最前線、大変なことも多くあるかと思いますが、
以上を参考に頑張ってください。
コラム著者:大高弘之(おおたか・ひろゆき)
1966年生まれ。上場食品商社を経て、外資系人材派遣会社アディアセントラル株式会社(現アデコ株式会社)に入社。
その後その営業力を買われ、外資系生命保険会社プルデンシャル生命保険株式会社に入社。
元MDRT会員。2002年、人材教育コンサルティング事業を手がけるアチーブメント株式会社に入社。トレーナーとして、営業力強化を中心にトレーニングを実施している。
セールススキルアップ講座体験コース⇒http://www.achievement.co.jp/ssc/
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